2010-05-26 Gabriel Faure REQUIEM op.48 CD・レコード としはもゆかぬ 少年の ソプラノ Pie Jesu この祈りの前で 言葉はない 「あらゆる藝術は音楽の状態に憧れる」と謂った フォーレより 6歳年長の ウォルタア・ペイタア は はたして是を聴いただろうか 続きを読む
2010-04-02 ガブリエーレ・ダンヌンツィオの館 人名・団体名 Il Vittoriale degli Italiani この館の元の持ち主はハイデルベルグ大学イタリアルネッサンス専門:ヘンリー・トード 彼の妻はフランツ・リストの娘:コジマ・リストのさらなる娘のダニエラ・フォン・ビューローで、ワーグナーの2番目の妻でもあったという。 『海潮音』上田 敏 の巻頭を飾る譯詩で有名なこの人は、若くして詩の才に恵まれ明治・大正・昭和期の日本の文学者にも多く愛読されたが後に政治の人へ。 続きを読む
2010-03-06 The Forgotten Kingdom: The Cathar Tragedy - The Albigensian Crusade CD・レコード 『忘れられた王国 アルビジョワ十字軍/カタリ派の悲劇』 ♪指揮: Jordi Savall 演奏団体: Hesperion XXI ♪録音 2009年4,6-8月 カタルーニャ自治州 カルドーナ城参事会教会 発売日:2010年02月25日 フォーマット:SACDハイブリッド 構成数:3 製造国:輸入レーベル:Alia Vox 規格品番:AVSA9873 † † † トルヴァトールの歌で辿る中世南仏の異端の世界 続きを読む
2008-09-27 好奇心の部屋 デロール 雑誌 月刊 たくさんのふしぎ 2003年12月号(第225号) 今森光彦 文・写真 福音館書店 Paris にある博物館のようなお店 『DEYROLLE』の紹介本 今から170年以上前、エミール・デロールが創設の店。 はじめは理科の実験道具を扱う店だったそうです。 『マーク・ダイオンの驚異の部屋』展になぞらえて刊行された子ども向け雑誌の呈。 続きを読む
2008-06-05 DEBORAH TURBEVILLE 過去を旅する女たち 書籍 『過去を旅する女たち』 デボラ・ターバヴィル写真集 1985年11月15日第一刷 PARCO出版局 記憶より記録 というとおり 私の曖昧なうすぼんやりとした霧の中の画像を確認したく 廉価な価格に惹かれてこの写真集を古書購入してみました。 続きを読む
2007-09-03 フョードル・ソログウブ『影繪』 書籍 画像:フョードル・ソログウブ 大正元年九月十日再版 新潮社 『毒の園』昇 曙夢譯 『影繪』 前田晁譯 精華書院 大正11年刊 書籍にうずもれた茅屋にて たった一度だけ眼にした濃紺沈色の厚表紙の本 その譯者序には朱色の文字でこうあった この書の読者が少年諸子である場合を慮る。 少年諸子はあまり深く人生の意義を思って 考え深くなる当然の結果、 憂鬱な気分に陥りはしないかと虞れる。 少年諸子はあまりに魂をしめつけられてはならない。 グスコーブドリ君 の如き哀しみ。 古書街をしらみつぶしに探したこともある …二度と御眼にかかれない… ◎上野国立国会図書館 国際こども図書館 閉架書庫に現存の為 閲覧可能
2007-05-07 『ある男の肖像』 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン派 アート 東京国立西洋美術館長であられた前川誠郎氏がかつて美術誌「みづゑ 1984 №930」にて紹介された館蔵品。 1430年代のロヒ-ル作と謂われるにもかかわらず疑いを表明する論者もいるという。 続きを読む