『ある男の肖像』 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン派
東京国立西洋美術館長であられた前川誠郎氏がかつて美術誌「みづゑ 1984 №930」にて紹介された館蔵品。
1430年代のロヒ-ル作と謂われるにもかかわらず疑いを表明する論者もいるという。
ウェイデン Rogier van der Weyden (1399/1400-64)は、ロベルト・カンピンの弟子
ヤン・ファン・エイクの影響を言及されている。
"ブリュッセル市の画家"という要職に就いた。
この作品が持つ完璧な具象表現の力は
視る者を射抜き
磔 にし
生きているそれの如く時を経て語りかける。
緑色の瞳
半ば開かれた唇
軽く組み合わされた掌
陶磁器の肌
見入るまなざし は また
魅入られたまなざし でもある
手紙を読む男 ロンドン・ナショナルギャラリー
http://www.nationalgallery.org.uk/...
婦人肖像 ロンドン・ナショナルギャラリー
http://www.nationalgallery.org.uk/...
ブラック家祭壇画(右翼)パリ・ルーブル美術館
http://art.pro.tok2.com/W/Weyden/...
http://www.ne.jp/asahi/art/dorian/W/...
2005/12/07現在 国立西洋美術館 平常展示中です。