Ancient FM
さしずめ 古楽FM といったところでしょうか?
終日24時間エンドレスALL
♪PCを触りながら 延々と聞くことができるここち良い音楽♪
中世&ルネッサンス音楽には特別に興味のない方にも
この時代の長い射程距離と広範囲の地域からもたらされた楽曲の中には
あっこれなかなか と耳に留まる諧調がひとつふたつと見つかることでしょう。
ECM風に味付けされた北欧ヒーリング楽曲が聞こえてきたかと思えば
グレゴリオ聖歌のごときあり?モンテヴェルディ?イスパニアの古歌?
アイリッシュ古謡、ケルトや東欧 インド、イスラムの馨りも漂います♪
PCと睨めっこしつつ
お仕事やお勉強に煮詰まった脳みそを
しばし旅路にいざなうエンドレス空間
戻ってこられなくなっても 知りません。
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さて Ancient FM に辿りついたのも、ちょうど先日
CDではよく聴いていた タブラトゥーラ のコンサートに初めて赴いたのがきっかけでした。
このコンサート
構成も熟練の技か?軽快に始まった一曲目で聴衆を鷲掴み
リーダー:つのだたかしさんの脱力系MCがなんとも言えず場を和ませて
しかもつのださんほか田崎瑞博さん、近藤郁夫さん、江崎浩司さん、山崎まさしさんの技術は一級品
泣き所、落とし所の諧調の壺は確実に押さえられ、笑いと笑いと泣き笑いの、それはそれはたいへん楽しい時間でした。
つのだたかしさんの身軽なおでぶのリズミックなステップやダンス
無論、素晴らしいリュートの調べは折り紙つき
踊るフィドル弾き:田崎瑞博さんの髪振り乱したパフォーマンス
江崎浩司さんのリコーダーの早弾きや唄うショーム
近藤さんのハンマーダルシマーは琴線を震わせサラセンの旅路へいざない
フラメンコギタリストの山崎まさしさんのビウエラが重量感のあるしっかりした音をかたちづくる、、、 そして
ゲスト波多野睦美さんのメゾソプラノは 余韻を含んで会場の空間に響きわたり
まるですんなりとした樹木に水が滴るような森に誘われます、、
この方が今、非常に人気を博している理由がわかります。
先日のコンサートでは古楽の演奏は少なめでしたが、メンバー作の古楽アレンジ楽曲はどれもみな素晴らしくすてきで、あっという間の2時間が過ぎました。
それもこれも、クラシック音楽がややもすると忘れがちな、音楽が本来持ち合わせている愉快で楽しい部分を彼等は知り尽くし、聴くわたしたちに体験的に教えてくれる
体を揺さぶりながら共有する愉しい時間のおすそわけをいただいたのではないか、、、コンサートの帰り道、そんなことを考えながら帰路に着いたのでした。
機会があればまた行ってみたいと思います。
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