アンリ・トマジ 「12のコルシカの歌」Chants populaires de l`ile de corse
.画像: E Burne-Jones 宵の明星
Henri Tomasi アンリ・トマジ(1901~1971) 仏の指揮者・作曲家
1952年 事故の為ほぼ聾唖に 最晩年の作
テレーズ・ファレ=フィズィオ指揮 ガブリエル・フォーレ少女合唱団による
昭和52年度文化庁芸術祭参加作品 (IPG KUX-3066) テイチクから販売
1980年代のはじめ 国立音楽大学のO先生より
『 糸を紡いでいた時 』 という表題で LPレコードの紹介を戴き
後にテープ録音をお願いして入手
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たぶん このLPレコードをお持ちの方でしょう…
2014年 以下YouTubeにこのアルバムがアップされておりました
さいわいなるかな! 2016.8.17 加筆
第3曲"セレナーデ・舟歌"
第4曲"ニニーナ(子守歌)
第6曲"スパネットゥの哀歌"
全 曲
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全篇を覆う 冥さ は否めないが
少女たちの清冽で細く美しい声にたましひを奪われる。
1:糸を紡いでいた時(悲歌Ⅰ)
2:コルテの人々(選挙の歌)
3:目をさませ(セレナーデ=舟歌)
4:可愛い娘(子守歌)
5:愚かな羊飼い(風刺の歌)
6:スパネットゥの哀歌(ロバの弔い歌)
7:波間の漁夫(漁夫の歌)
8:静かに 静かに(悲歌Ⅱ)
9:アンドリ小父さん(ユーモラスなロンド)
10:クシオーニの山中に(子守歌)
11:おお マッテウ(悲歌Ⅲ)
12:定期市の商人(物売りの歌)
…幽かな光を頼りに 仄暗い途を 手探りで歩む
アリアドネの糸 が 細く長く たなびいている
暗い森から 風精(ジルフェ) が 怪しき薫香 を 運ぶ
ある種 の 懐かしさ と 悲哀 が
異郷 の 神秘の呪文の谺 に 堕ちてゆく…
中世ポリフォニーに近いだろうか
敢えて謂うなら民族声楽合唱「ブルガリアン・ヴォイス」から
力強い土俗性を引き算し 異教の精霊たちの繊細な悲哀を唄っているとでも謂おうか
暗中模索で永年探していたトマジに関する情報を
この好機を得て ぷ~れん閣下HP にて入手
閣下の博覧強記に深く感謝いたします!
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/...
いもじな日々 HP 2010/5/23 「12のコルシカの歌」を聴く
LPジャケット画像が見られます。
2011.8.31 レコード情報を加筆